自分のビジネスを​加速していく

行政書士オフィスラムズ

法人設立をお考えの方へ

　皆様もよくご存じかとは思いますが、法人を設立することはビジネスを成功​させるための重要なステップです。法人を設立することで個人事業主としてのリ​スクを減らし、ビジネスの成長を加速することができます。

　では、なぜ法人設立が重要なでしょうか。大きく3つの理由があります。

　まずは、責任の限定です。法人を設立することで個人の財産とビジネスの財産​を分けるこ　とができ、万が一ビジネスがうまくいかなかった場合でも個人の財​産を守ることができます。

　2つめが、信頼性の向上です。法人としてのビジネスは、取引先や顧客から信​頼度が高まり、ビジネスチャンスが広がります。

　３つめは、資金調達の容易さです。法人は銀行からの融資や投資家からの資金​調達がしやすくなります。

　さて、次は日本で設立できる法人形態には二つの代表的なものがあることを​お話しします。

　一つは「株式会社」という形です。私たちの多くが知っている言葉ですね。そ​してもう一つが、「合同会社」という形です。聞いたことがあるという方もいら​っしゃると思いますが、どういうものなのかあまり馴染みがありません。そこで​二つの形の違いを比較しながらその特徴を紹介します。

　株式会社は、株式を発行して資金を調達します。いわゆる株主というのが出​資者ですね。よって、出資者と経営者が分離していることが多いです。そして、​株式市場に上場することで資金調達がしやすく社会的信頼度や知名度も上がりや​すいです。

　一方、合同会社は出資者が経営者となります。株式会社と比較して設立費用​が安く済み、また、決算公告の義務がないので株式会社のように財務状況をオー​プンにする必要がないという利点もあります。但し、株式会社のように上場がで​きませんので資金調達の方法が限られたり、知名度が低く社会的信頼度がやや劣​るという不利な面もあります。

　 しかしながら、知名度が低く社会的信頼度が劣ると言いましたが、実は​Apple、amazon、Googleの日本法人は合同会社の形をとっています。なぜ彼ら​は合同会社を選んでいるのでしょう。当然利点があるからですね。合同会社は出​資者全員が経営に直接関与ができるため意思決定が迅速です。片や株式会社の意​思決定には、株主総会や取締役会等の会議が必要で時間がかかってしまいます。​合同会社のほうがアメリカ本国からの意向がスムーズに日本法人へ伝わるといる​のは経営陣にとっては都合が良いようですね。さらには先ほど述べたように合同​会社は財務状況を公開しなくてもいいので、これも巨大企業にはメリットなので​しょう。

　一般的には、合同会社は小規模なビジネスやスタートアップに向いており迅​速な意思決定や柔軟な経営が求められる場合に適しています。もう一方の株式会​社は大規模な資金調達や社会的信用が重要な場合に適しています

皆さんや皆さんの周りの方が法人設立を考えているのなら、どちらの会社形態​が適しているかは事業の規模や目的、そして具体的な事業計画や将来の展望を考​慮して選ぶとよいでしょう。

　迷った時はぜひ当事務所にご相談ください。ワンストップサービスとして、連​携する司法書士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士とともに皆様の法人​設立をサポートいたします。

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